レポヽ(`Д´)ノボッキアゲスパイラル!part2
2004年7月22日 時事ニュースWinny開発者逮捕へ。容疑は「著作権法違反ほう助の疑い」。では、最近のP2P系ソフトの問題でもあるこの問題に入ろうと思う。まず、容疑に関してである「著作権法違反ほう助の疑い」というのは正当な逮捕理由になりえるのだろうか?日本ではP2P系ソフトを使用してでの著作権に関する逮捕は過去4件ほど報告されている。これは、いずれもダウンロードしたデータを不特定多数の人に売ったりして利益を得ていたからである。いずれも、著作権を侵害していた人がP2P系ソフトを使って商品を集めていたというだけである。つまり、P2P系ソフトを利用していただけで逮捕された人はまだいないのである。(これは、特定が難しいという話もあるがそれはここでは言及しない)「ほう助」というからには今までにそれなりの数の著作権侵害者の逮捕が行われていなければならないと思うのだ。造る人が悪いのか?使う人が悪いのか?では小6少女殺害事件で加害者の動機になったとされる「チャット」造った人が悪いのか?使った人が悪いのか?いろんな事件の引き金となっているとされる「出会い系サイト」造る人が悪いのか?使う人が悪いのか?インターネットを身近なモノにした「パソコン」造る人が悪いのか?使う人が悪いのか?これらだけでなく全てのモノを造った人達(開発者)は新たな技術への挑戦として研究し設計し開発し作り上げているはずだと思います。開発者は私達の生活を今以上に便利にすることを考える研究者です。「車」だって「電話」だって「包丁」だって「カッター」だって私達の生活を便利にし、かつ潤いを与える為に開発されている場合がほとんどではないでしょうか?新しいものは研究し開発する者がいなければ生まれません。全ては使う側の使い方、モラルの問題ではないのでしょうか?「Winny」はファイル交換として開発され、その分野では画期的なソフトとして高い評価を受けているようです。犯罪者不明でありながらほう助というまさにとばっちりで開発者のみを検挙し、今後の恐れや勝手な憶測から新たな技術を握りつぶす圧力を振るうのは間違いであると思うし、著作権を侵害した犯人を逮捕できないからほう助した者を検挙するというのは違うと思う。それに、この辺の理由なりもあってかこの逮捕は次の世代のプログラマーに対する見せしめとしているのではないかという思いもあるが、一プログラマーのプログラム作成意欲を削ぐだけではなく、悪用されただけで逮捕されるのなら正当な評価を受けることもできずに埋もれてしまうプログラムがこれから先あってもおかしくない世の中になってしまうのではないかと危惧される。また、Winny開発者逮捕という衝撃的な事件の結末は今のところ
著作権法違反ほう助の罪で京都地検に起訴されていたWinny開発者の東京大学助手の男性(47氏)の保釈請求が1日、京都地裁に認められた。京都地検はこれに準抗告したが、棄却された。保釈金500万円を納め、47氏は同日夜に保釈されている。
47氏が逮捕・起訴されたことに対しては、ソフトウェア開発者などによる支援活動も展開され、支援団体や弁護団のもとに寄せられた支援金は1,500万円近くに達した。弁護団によれば、保釈金もこの支援金の中から拠出された。47氏は、多くの人が支援してくれたことに感謝の意を示すとともに、支援金の額に驚いているという。
なお、弁護団の開設していた支援金口座は2日付けで解約され、集まった支援金は弁護団から47氏本人に引き渡される。今後、支援金を受け付けるかどうかなどの方針は、本人や支援団体が中心となって決めていくことになるという。
(http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/06/02/3337.html)
という結果に終わっている。この中でも特記されているように開発者への支援団体、弁護団あてに支援金が1,500万円近くも集まってきている。これは、金子氏が世間から沢山の支持を得ているということにも繋がるわけである。ほう助という、もともと曖昧な概念が無制限に広がるようだと、罪となるかならないかが取り締まり当局(警察・検察)の恣意的な裁量に委ねられ、我々の行動の自由が警察のお目こぼしによって維持されるという前近代的な社会がやって来てしまう事につながる。そうならないためにも、ほう助となるのはここまでであるという線をきっちり示してもらいたいと思う。
著作権法違反ほう助の罪で京都地検に起訴されていたWinny開発者の東京大学助手の男性(47氏)の保釈請求が1日、京都地裁に認められた。京都地検はこれに準抗告したが、棄却された。保釈金500万円を納め、47氏は同日夜に保釈されている。
47氏が逮捕・起訴されたことに対しては、ソフトウェア開発者などによる支援活動も展開され、支援団体や弁護団のもとに寄せられた支援金は1,500万円近くに達した。弁護団によれば、保釈金もこの支援金の中から拠出された。47氏は、多くの人が支援してくれたことに感謝の意を示すとともに、支援金の額に驚いているという。
なお、弁護団の開設していた支援金口座は2日付けで解約され、集まった支援金は弁護団から47氏本人に引き渡される。今後、支援金を受け付けるかどうかなどの方針は、本人や支援団体が中心となって決めていくことになるという。
(http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/06/02/3337.html)
という結果に終わっている。この中でも特記されているように開発者への支援団体、弁護団あてに支援金が1,500万円近くも集まってきている。これは、金子氏が世間から沢山の支持を得ているということにも繋がるわけである。ほう助という、もともと曖昧な概念が無制限に広がるようだと、罪となるかならないかが取り締まり当局(警察・検察)の恣意的な裁量に委ねられ、我々の行動の自由が警察のお目こぼしによって維持されるという前近代的な社会がやって来てしまう事につながる。そうならないためにも、ほう助となるのはここまでであるという線をきっちり示してもらいたいと思う。
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